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エーザイとバイオジェン 多発性硬化症治療薬3製品、日本での共同販促を開始
エーザイとバイオジェン・ジャパンは1月9日、バイオジェンが日本で製造販売している多発性硬化症治療薬のテクフィデラ(一般名:フマル酸ジメチル)、タイサブリ(同ナタリズマブ(遺伝子組換え))、アボネックス(同インターフェロンベーター1a(遺伝子組換え))の3製品について、同日から共同販促を始めたと発表した。

両社は「それぞれの担当施設に対して共同販促を行い、適正使用情報を提供する」としており、訪問する医療機関が重複しない形で情報提供・収集活動する。なお、製造及び流通体制に変更はなく、売上はバイオジェンに計上される。

バイオジェンの鳥居慎一社長は、「バイオジェンは多発性硬化症のリーディングカンパニーであり、全世界の約4割の多発性硬化症患者さんがバイオジェンの医薬品を使用している」とし、「神経内科領域において強固なネットワークを有するエーザイと共同販促を行うことで、多発性硬化症治療薬を必要とする患者さんに確実にお届けすることができると考えている」と共同販促のねらいを語った。

エーザイの林秀樹・代表執行役日本事業担当兼CIOは、認知症治療薬アリセプトや抗てんかん薬フィコンパなど神経領域製品における豊富な経験や知識をもっているとした上で、「これらの強みを活かして多発性硬化症の患者さんとその家族のベネフィットの最大化を目指す」とコメントした。

両社は17年10月23日に、テクフィデラなど多発性硬化症治療薬3製品について、日本で共同販促することで合意したと発表している。

多発性硬化症は中枢神経系に対する自己免疫疾患で、炎症を伴う深刻な慢性進行性疾患。認知機能、心理社会的機能、身体機能の全てに影響を及ぼし、脳・脊髄、視神経など中枢神経系に広く病変が認められ、病変が生じた部位によって視力障害や運動・感覚障害、歩行障害など多様な症状が現れる。確定診断まで数年かかる場合があり、アンメット・メディカル・ニーズの極めて高い疾患とされる。日本での罹患率は10万人あたり10.8〜14.4人と報告されている。



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