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エーザイ 認知症患者のお出かけ支援ツール「Me-MAMORIO」を発売 地域の見守り環境整備に一役
エーザイとMAMORIO社は9月12日、認知症患者や高齢者を対象とするお出かけ支援ツール「Me-MAMORIO」(読み:みまもりお)を13日に発売すると発表した。Me-MAMORIOは、近距離無線通信規格Bluetoothを活用した直径37mm、重さ7gの小型かつ軽量の小型タグ(写真)。Me-MAMORIOを携帯した認知症患者の位置情報を、その家族や介護関係者が、専用の無料アプリをインストールしたスマートフォンで確認できる。

エーザイは「認知症と共生するまちづくり」に取り組んでいる。今回の支援ツールの発売を通じて、認知症患者だけでなく、その家族も安心できるまちづくりにつなげたいとしている。製薬企業が認知症患者の見守り支援ツールを発売するのは初めてとみられる。

MAMORIO社は、タグ(Me-MAMORIOなど)の位置情報を把握するため、駅や百貨店などに固定受信装置を設置した「MAMORIOSpot」を持つ。タグの位置情報は、専用の無料アプリをインストールしたスマホを持つ地域住民(以下、見守り協力者)によっても把握され、自動的にサーバーに送信される。今回の支援ツールは、MAMORIOSpotや見守り協力者にタグを携帯する認知症患者が一定の距離に近づくとその位置情報がサーバーに送られ、患者家族や介護者が専用アプリのインストールされたスマホで位置情報を把握できるという仕組みだ。なお、見守り協力者にはタグを持つ人が近づいたことは知らされない。

また、この支援ツールでは、タグを携帯する認知症患者が自宅から外出したことを、自宅にいる家族に知らせる機能もある。

Me-MAMORIOは認知症患者らが携帯しやすくするため、上着や帽子に縫い付けたり、カバンや財布などに入れたりすることができるよう、軽量で丸いボタン形状にした。Me-MAMORIOの販売価格は4500円(消費税抜き)。月額利用料なし。関連アプリは無料。電源はリチウム電池を使用し、標準で1年間使用できる。

エーザイとMAMORIO社は今回の支援ツールの発売にあたり、「『Me-MAMORIO』の普及とともに、地域全体の見守り環境の整備を進め、認知症の方や高齢者が自分らしさを保ち、住み慣れたまちで自由に外出できる社会の実現を支援していく」としている。

エーザイは「認知症と共生するまちづくり」の実現に向け、自治体、医師会、看護師会、警察、消防など110か所以上と協定を結んでいる。各自治体には厚労省から認知症患者の行方不明の対策を講じるよう指示が出ており、エーザイは、協定を結んでいる自治体などにMe-MAMORIOを提案していく模様だ。

【おことわり】
エーザイからの申し出により、下線部を訂正しました。(9月13日10時30分)



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